[何か感じたような気がしたのは、一瞬のこと。左肘に視線を落としたが、まだ外れる様子はない。]これは、一回じゃ駄目ってことか。……次、どこに行く?[冷えた空気のせいか、それとも意識をしてしまったからか。掴まれた左肘が熱いことから、目を逸らしながら。スマホで、次のパワースポットへの道順の検索を始めた。*]