―大河の部屋―
[旅行から帰って来て4(10x2)日が経った頃。
随分と馴染み深くなった大河の部屋のベッドに寝そべり。]
ところでさ……。
[肌身離さず着けているブレスレットの茶色を撫で、
勿体ぶってから口を開く。]
……うちの親の職業が極道とマフィアだと知った時、
息子としての正しい反応って何だと思う?
[一人息子として同性を好きになった件で困惑していたが
帰って来てから良心からさらりと告げられた更なる重大な告白に、
色んな意味で頭を悩まされることになった。
済し崩しで大河との付き合いが認められたことだけは、感謝して。*]