人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


元軍将校 ガートルート

「ええ、私も心苦しいのです。
 実の母が病に苦しんでいるのに、
 一人荘園に寂しく置いておくなんて。

 ですが――

 兄さんが本当はお父様とお母様の子供だった、と、
 お父様にお話しして頂くわけにはいきませんので。」

[その声に涼しげな顔をしていた母親の顔色が変わった。
やはりかと娘は諦めに似た溜息を胸中でついた。]

(596) 2015/03/16(Mon) 07:45:18

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