[妖魔たちは、転倒した味方の戦車にも火矢を放ってバリケードを壊さんとしたり、集団でひとりの兵に群がりかかったり、餓えた獣が味方を喰ったりしてカオスを助長していた。エレオノーレが指揮官のひとりとみなすと、下卑た声を上げながら鉤つきの縄を振り回して捉えようとする妖魔も寄って来る。]