[見つめる先、神のしもべはその数を減らし。舞い散る羽>>521と、赤黒い霧>>563。目に見えてはきと伝わる異変を経て──そこにいたものたちが、消える。終わったな、と。そう認識した直後──手の中で、何かが震えた]……これは……っ!?[震えの源は、襲撃した妖魔の一団が残して行った宝玉。とっさに開いた手から浮かび上がったそれは、どこかへと飛び去ってゆく。肩に止まった小鳥が一つ、鳴いて、羽ばたいた]