あ〜あ、これじゃおたからとしての価値無いわね。
くっそー、夢見つめ直した以外は骨折り損じゃん。
[宝玉の収束地にたどり着いてみれば、それは五芒星の光の柱となる様に立ち会うことになり――これが元の世界への出口なのだろうとなんとなくわかった。
光を眺めていれば――知れず引き連れていた賊の子分は姿を消し、光の中にはセルベシアの風景と、王城とその一角がぼんやりと映っていて。]
しょうがないわね……あたしの夢はやっぱそこか。
こっから帰れるみたいよ。
すぐには閉じないと思うけど、この村からあまり離れない方がいいわね。
さて――せっかく勝ったんだし、最後にパーッとお祭りやるかっ!
……というわけよ、あんたたちはとっとと祭りの資材探して来なっ!
[後続で誰か来れば、この柱について話をした後、セルベシアでのあの時のように盛り上げようと――子分を出せば近くの民家などから椅子やテーブル、食器などをかき集めさせに行かせた。*]