―サクソー川:橋の北側―
畜生……、
[>>571 遊撃のような突撃を数回。
馬を持たない我が陣は、対抗する術もなくまともに喰らった。
50〜100名の兵が命を失ったか、或いは戦闘不能に陥った。
>>568 エドルファスに呼びかけたが、その後どうなったか。
足の遅い軽歩兵軍では、追い掛けることは敵わない。]
なんなんだアイツは!
[後退する騎馬兵隊の敵将を、マーティンは睨みつけた。
名前は知らないが特徴的な嗤い方が、なんとなく食えない親父、という印象を抱いた。
―――兄将から先程聞いた囁きに依ると、彼が鍵と為り得るとか、なんとか。
彼がかの名将、ウォーレン・コリドラスだと気が付けば。
送るべき視線は、また別種のものになっていたかもしれない。]