− 滑走路 − フェストゥング卿、 寛容いたみいる。[ソマリの承認を得て、馬首を返す。滑走路の反対側に、忽然と軍兵が現れていた。先程、ソマリに伝えたとおり、中央に騎兵、左右に弓兵、後隊に歩兵という布陣だ。] この戦は、どこか拠点をとれば勝ちというわけではなく、敵を潰走させるまで続けなければならないのだね。[あるいは、指揮官同士の一騎打ちという手もあるのだろうけれど、得点制のフェンシングが通用する相手とも思えなかったので、こちらから申し出ることはまずないだろう。]