は、失礼します。
[勧められるままに席に着き、心底落ち着かない様子で
コンラートの姿を追っていた。
…よく見ると、召使が居ない。
そこから彼自らのもてなしを受けるのだと知り、
慌てて手伝おうと席を立ち掛けた所]
あ、いえ、その。
お茶とお酒…ですか?
[ふと、それは失礼にあたると思い直して席に着き直すという、
傍目から見ればいっそ怪しい動作の最中に飲み物を勧められた。
酒と聞くと普段から飲んでいる血酒を思い出す。
最近は自分から強請る事もあるくらいだが、流石に目上の前で
そのような面を見せる訳には行かないとして]