人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


商人 ファミル

 ― 逃亡中〜騎士と正面対決〜 ―
 
[走り出して尚聞こえる詠唱>>574、今はもうメモリ一杯、スタックはぱんぱん、むしろ若干オーバーなくらいにふさがっていて、あれを相殺するのはもうさすがに無理だ…――と、ともかく射程圏外へ出なければ、その一念で加速する。

幻術はそれなりにやらかしてくれるはずであったが、即消えたのは矢張りオーバーワークが原因か、と顧みるも遅い。]

 チッ、
 
[足にくるりと廻る、まるで紐のような魔術の気配。
これは枷ではない、錠でもない。
ただどれだけ擦っても消えない印と言う意味では、火傷や墨とは言えるかもしれない。
猫も、小さい傷のケアはできても、一種の呪術であるこれは解除できない。
厄介なものを付けられた。どれだけの力を込めても、少なくともあの騎士の前にはめくらましは通じないだろう。*]

(584) 2014/03/30(Sun) 23:24:20

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