― 滑走路 ―そうですね。ここにいてはただの邪魔にしかなれそうにありませんから。また後程で。[アイリへの返事を聞いて、それが何を意味するのか分からずとも祝福の仕草を見て。少なくともフェリクス>>576の意識は変わりそうだと思えたから、忠告に従うことを選んだ。袖を軽く引いたアイリはどうしたか。滑走路として整えられた道から降りると、周囲の景色は陽炎のように揺れて遠くなった]