― 礼拝堂 ―[傍らで見つめる黒の深淵。死の使いは、はたしてどちらを飲み込む気だろうか。 おまえと二人ならば、なにものも恐れはしないが。浮かぶ思考に、自らは気づかず。] ―――始めようか。さいごの時を。[改めてサーベルを構え、友を誘った。]