「奇襲!! 奇襲!! 敵軍奇襲!!!」[突然の怒号に跳ね起きる。暗闇の中で周囲を見渡せば、東の――川の方角で火の手が見える。何か攻撃が来ているのは明らかだ。]本当に、川から来やがった……!起きろ! 第5補給部隊隊員は全員、速やかに西へ退却!![部下たちのシュラフを蹴飛ばしながら、川と反対方向へ走るよう追いやる。補給隊員の装甲はあまりにも薄く、まともな白兵戦など望めない。速やかに退却し、少しでも被害を減らすのが最善策だ。]