人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 クレメンス

― クレメンス軍・本陣 ―

[ 前線では、ソマリの全軍突撃命令による総攻撃が始まり、激しい戦闘が繰り広げられている 投石機を犠牲にしての、捨て身とも言える攻勢に、徐々にクレメンス軍は後退を余儀なくされつつあった]

許せとは言わん、だが、その者はまだ生きているんだろう?
すぐに手当をすれば助かるかもしれん。だが、遠くまで動かせば恐らく保たん。

どうか、オプティモの街で、手当をさせてもらえないか。

頼む。

[ 深々と頭を下げた男の姿に、森の民達の戸惑う気配が伝わる ]

決して、これ以上の危害は加えない。無事に命を取り留めたなら、間違い無く君達の元へ帰すと誓おう。

このラウド・レイ・クレメンスの、王国貴族としての名誉と誇り、そして同じ地に住まう人としての信義にかけて。

(576) 2015/03/16(Mon) 02:38:26

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