─ ロー・シェンの部屋 ─ いない…[顎を引くように視線を落として呟いた。誰もいなかった中庭から、人にここへの道筋を尋ねてやって来るまでに既に81分] その書庫へはどうやって 行きますか[いつも廊下で蝶々を連れて迷ってる人だわヒソヒソ。ご案内しましょうかと申し出る使用人の哀れみの眼差しは見ずに、丁重に固辞してメモをとり始めた**]