― シュビト中央広場付近 ―
[こちらの心の仲までも見透かすような視線。>>562
将殺害の責を重ねて問われ、暫しその視線を受け止め、
一度目を閉じ、再び顔を上げた。]
違う。
あれだけ人間が集まっているところに矢を放つような奴は、
俺たちの仲間にはいない。
[建前やごまかしよりは、真情を伝えるべきだ。
隠しごとをしていい場面ではない。
はっきりと否定したのち、付け加える。]
ただ、矢で死ななくても、いずれ誰かが殺したはずだ。
俺たちはそういう覚悟で集まっている。
押さえつけるなら、戦いも辞さないと。