何の因果でこうなったのかわからないけれど・・・。これがわたしの人生で一番怖かった話ね。でも、こうして自由に生きていけるのは、ひょっとしたらあいつのおかげなのかも、と今では思っている。あいつがわたしの居場所で大人しい人形のようにわたしを演じていてくれるから。・・・怖いというよりは不思議な話になったわね、やっぱり。