宝玉たちが集うのは、黄砂に埋もれし村の外。村の門をくぐった先、十字の辻の中央に集まり、飛び回り、やがて、二つの図形を描いて回り始めた。五つの赤は地面のすぐ上を、五つの緑は、人の手が届かぬほどの高さに、それぞれ五芒星の頂点をかたどり、回る。ふたつの五芒星に囲まれた空間は、白い柱のように光溢れていた。