君は先程、まだなまってはいないと言っていたな。 ―――……率直に言う。 私と同じ、死と隣り合わせの世界にいた君だからこそなにか気づいたことはないだろうか。[じっと傷ついた元傭兵を見る。自分にはない外部からの視線だからこそ、人狼の話をした時の皆の反応に気づくところがあるのではないかと、僅かな希望を込めて] ……少しでも情報が欲しいんだ。 君なら私にはない目線で見えるものがあるんじゃないかと思う。 なにか気づいたことがあれば、教えてくれ。