[扉は開かれた。光の渦としか見えぬ先へ踏み出す時、脳裏に再び声が響く。] そなたの力と意思、確かに伝わった。 そなたは魔界に繋ぎ止めえぬ魂。 断ちえぬ絆持つもの。 強き心に敬意をあらわし、 これより広がる未来を嘉して、 余より祝いの品を送る。 使うも使わぬも好きにするがいい。[声が消え、扉からの光が一層力を増す。ここをくぐれば、望む場所へと移動するだろう。]