どうにか、お蔭さまで慣れてはきました。
………厳しい、というか…
[言葉が僅かの間淀む。
半透明の赤色の揺らぎを見つめながら言葉を選ぶ。]
慣れぬ故に戸惑うことも多いですが―――気にかけては頂いているようです。
人の血を飲めぬ私を、放り出す様子も今のところはありません、し。
[なにせ自分がルールというタイプの主だ。
熱意は感じるが恐らく養子の育成には不慣れと此方が察するほど、手加減や方法が荒削りなのである。
が、なんだか純粋に真祖を敬っている様子の相手に、イメージをぶち壊すような発言控えたほうが良い気がしたから、そう言った。**]