ほっほっほっ。これだけすれば本隊も息を着けるでしょう
[騎馬26名×四隊による突撃が一週半。都合六度の突撃で側面を狩るだけ狩った。側面を追われれば中央にも余裕ができるだろう。
こちらへとぶつかるべく迫ってくる重歩兵>>554。遠くには弓騎兵もいたか。
それらを見ながら、指示をだす。旗が振り下ろされ、平然と馬首を南へと向けて後退した。
対応しようと思っていたものは肩透かしをくらったかもしれないが厳密には退いたわけでもない。退いたのは包囲されるのと乱戦を避けるため…そして真上から、みればわかるだろう。後退しながらも足を止めることなく騎馬隊は弧を描いて反転。速さと突撃力を増した五隊は一丸となる。
その先頭を駆けるのは錘をもった元将軍であった]