[向かったのは、犬に持たせた手紙>>251に記した、北の泉近く。 『別れの泉』などと名のつくその場所を選んだのは、 目標としてわかりやすく、次の作戦目的地に近いから。 ───その名に感傷的な意味を持たせたわけではない。] ……来るかな。 ───来ないだろうか。[馬を降りて綱を引き、泉のほとりに佇む。 みなの作戦行動中に自分は何をしているのだろう、とも思う。]