[そうして、ウェルシュとの遭遇について語った。兄の証言、それに符合する彼の身体的特徴。それに何より、己の問いかけについてのこたえ>>474]何故か…までは聞けなかったけどなあ。[言って苦笑し、天井を仰ぐ。あの折の、泣きたいような笑いたいような表情が心に残る]…───あいつも苦労してんのかもな。[ぽつと紡ぐ口調は、いつしか昔へと戻っている]