―談話室―
……やっぱり、誰にでも人なつっこいのに、
なんで、ヴァルターさんにだけは、不機嫌なんだ?
[昨日に続き、今日も、ヴァルターに唸った白い犬>>278に、
不思議そうな瞳を向ける。
ヴァルターのことは、レジーナとオズの幼馴染であることと、
黒髪の男トーマスもその情報や知見を頼りに思っていたこと、
それに、レジーナを見る彼の眼差しに、何か…ふと思うこともあり。
尊敬する村長でもあり、今は、不思議という程度の訝しみ]
ニクスが誰かに吼えたり唸っていたことなど、
これまで一度もなかったから、
自分以外にも、首を傾げる人がいても、おかしくはない]