―回想/士官学校8年生時代―……何してるんだ、ダーフィ。まだ眠らないのか?[シャワー室から帰り、タオルで髪を拭きながら扉を開ける。あれは、確か中間試験前のことだった。普段は昏倒するように寝入ってしまう親友が、寝台の上でごろごろしている。また眠るのが怖いのだろうか、と、その寝台にぽふりと腰掛ける。しかしその理由は、すこし、違ったもののようで。]