[買ったばかりの包みを渡して]べ、別に俺は真理が側にいればそれで……。[そういって口ごもる。それは本音でもあり、嘘でもあった。真理と一緒にいるだけでも幸せだけれど、それだけじゃない。もっと多くのものをねだりたい気持ちも確かにあるのだから。だけど当面はそれは口にせず]