─ 三日目/奈良駅ホーム ─
[触れる亜梨沙の手から伝わる温度で、つい楽しかった昨日を脳裏に思い出すままに描いてしまっていた玲緒は、亜梨沙のどうしようかという言葉に静かにはっとする>>428]
あ、携帯私が取るよ。
[情報収集ツールの携帯を取り出そうとして、手が不自由な状態である事に気がつき、玲緒は鞄の中にそれがあると聞ければ申し出、亜梨沙に携帯を渡す。
そうして情報収集の先に彼女が導き出した答え>>550>>551>>554を聞いて、玲緒は頷きを返した]
うん、どのみち京都がゴール地点だし、一石二鳥だね。
じゃあ、行こう。
[そうして情報のエスコートをしてくれた彼女を、今度は道中のエストコートをする様に手を引き、京都行きの急行が来るホームへと向かう。
くっつく手に、一瞬だけ指を絡めたい気持ちが湧いて、それを殺しながら。*]