[そんなことを思い出していたら、チャールズから「預かりもの」を手渡された。容器の蓋を開けてみると、生薬の香りが練り込まれた軟膏だった。大地の恵みと人の知恵が融合したものだ。] エディのですね。 さっきから、ちょっと匂いがしてるな、と思ってたんです。 ありがたいな。 これ、手荒れにも効くんだそうで。 使わずに済んだら母さんにプレゼントしよう。[これで安心して怪我ができると言うのは本末転倒だろうからと、素直でないようで素直な嬉しさを顔に出してポケットに納めた。]