[オクタヴィアスへの宣戦布告を終えたチャールズの顔に苦悩はないように見えた。
かけられた短い労いの言葉に己の仕事が役に立っていることを知り、報われた気持ちだ。>>548
報告と提案も胸に納めてくれたらしい。
戦いの推移がどうなるかわからないが、選択肢が他にあることは悪くなかろうと思う。
戦いの先を語る声に、カークは頷いた。>>553]
いい見本を見せてくれる大人には事欠かないかと。
[チャールズが各所に送る手紙、取り寄せる書籍の類は余裕がある限り内容を盗み見ていた。>>532
政変を巡る事情には普通以上に精通しているつもりである。
ある日、封をされてない書状を渡されて、盗み読んでいることをチャールズが気づいていることに気づかされたんだっけ。]