人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


帝国扶翼官 ルートヴィヒ

― 回想・10年前/ストンプ ―

[大人たちの話から抜け出し、ウルケル風の屋敷を物珍しく見物して回っていたところへ、後ろから走ってくる足音が聞こえてきた。
海の見える庭先を背にして振り返れば、柔らかな亜麻色の髪が跳ねている。
頬に差す桜色は、庭の花よりも鮮やかだ。
目の前までやってきた少年は、前置きも無くいきなりしゃべり出した。
それを黙って聞く。

相手からは無愛想に見えたかもしれない。
本人は、単に面喰って固まっていただけだった。]

(565) 2015/11/05(Thu) 12:03:59

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