はははははははははははは!!!!![亀裂のような哄笑は王子が開け放っていった扉から廊下を通り響いていく] は、 ………疲れ た[目にかかる前髪をかきあげる。その手は止まらぬ血に一瞬で染まりゆらり立ち上がったレトは、無残な状態もそのままに歩き出す。手を出すな、と命じられたドール達は、ただ見ているだけ。手を貸すな、と命じられたEs達がもし手を差し伸べても、押しやっただろう]