私が知っているゲルトは、 否定から入るタイプではなかったと思っていたがね。[ゆるり首を振り、短く息を吐いたあと] 信じているよ。 人狼を実際に殺したことがある者として、 そういう異能を持つ者が実際にいることを私は身をもって知っているからな。[呼び止めて悪かったな、とそれだけ言うと、談話室へ向かうゲルトに背を向けた]