―夜・レジーナの部屋―
……わかった。片方だけ、相手に渡せばいいんだな。
言いたいことを言える勇気、か…。
……うん。 ちゃんと、言えるといいな…。
[レジーナの説明>>548に頷いて。
昼間の談話室で聴こえた、“人狼”という言葉を思う。
新緑の村のことは知らず、自分はパメラを襲っていないから。
恐らくは、野の狼の仕業ではないかと考えていたけれど。
この状況で、人狼だと伝えたら…常にも増してどう思われるか。
心臓が鷲掴みにされるような恐怖を感じ、レジーナが掌に
載せてくれた、二色の輝きを、縋るように、そっと握りしめた]