お互い名前にそれを示す文字もあるからなぁ。
ひへんにさんずいと。
あー、そっかパワースポットって手があったか。
[流石スマホというより、機転の良さを褒めるべきか。>>526
役に立たない携帯を閉じてポケットの中に滑り込ませ、
映し出された画面を頷き交じりに眺めていれば。
ちょん、とほんの掠めた程度の接触に目を丸くし、
刹那の間を挟んで顔を盛大に離されてしまった。
そんなに遠ざかるほど嫌かと眉間に縦皺をこれ見よがしに刻み。]
洞爺湖とか秋芳洞なんか行ったらそれこそ日が暮れる。
京都の方が神社も多いし、そっち行くか。
[言い淀む様に眼光を鋭い物へと変え、提案には頷く。>>528
交通費的な観点でも、ある意味修学旅行の時で良かったのかもしれない。行き先が決まれば早い内に移動するに限る。
足元を盗み見れば歩幅を揃え、くっついたままの右手を意識しないよう移動を始めた。*]