― 洋上・上空 ―
[飛び過ぎる瞬間、翠玉と視線が絡む。>>534
いつかの淡い紫同様、そのいろは確り、刻んで。
弧を描き駆け上がった上空でゆっくりと機体の体勢を戻しつつ、改めて海面に集う艦船を見やった]
……本気でくる布陣……じゃ、ないですよね。
[そんな呟きを漏らしつつ、旋回する。
さすがにというか、滞空迎撃の準備を整えて行く艦に最接近する心算はないが、すぐに戻る気もない]
……こちらの空組は、まだかかるでしょうし。
[向こうが空戦戦力を出してくるなら、抑えないと、と。
そんな意思を持って、