人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


魔王 テオドール

[ 別な光が増した。
 カレルの町を包む神聖なる白と、魔軍に注ぐ不気味な青白い光に、
 鮮烈な炎の赤が加わる。>>540
 昼のように照らされる地上の光の中、空だけは夜と煙でくろぐろと深く沈んだ。 ]

 火計か。
 やってくれる。

[ は、と笑った。
 縦列は行進は早いが、立ち止りにくい欠点がある。
 魔軍は次々と火の中に押し出され、立ち往生するうちに騎士の槍にかかる>>546 ]

 屍鬼隊はどれだけ残っている?
 ああ、ベリアンが居ない今、細かい命令は出来んだろう。
 それでも構わん。
 
 ……燃えた体のまま、そのまま騎士団本隊へ進ませろ。

[ そう指示した。 ]

(559) 2014/04/02(Wed) 00:29:20

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