人間だけでなく、古き妖精族や獣までもが王と共に戦った。 王は、世界の希望となった。[言い伝えられた詩篇の一部>>0:3を暗唱する。女性にしては低めの声が朗々と天幕に響き……漣が引くように余韻を残して消えていった] 君が…君たちがぁ、“鍵”を護ることを託されたように。 廻りて現る“世界の希望”を護ることを…――託された者《あの人》もいるわぁ。[そっと。胸元に揺れるロケットペンダントに指先を添える。鍵の文様が描かれた其れは、遥かな昔に魔女が先代から託されたもの]