人狼物語−薔薇の下国

184 吸血鬼の共存試験


息女 アイリ

[何時の間にか、ホールに戻ってきた静かな気配>>546
一度そちらへ視線を流し、また金髪の男に目を向ける。
投げ掛けた問いに、男はまた率直に答えた。
『手駒』という言葉には、下種な血親を連想し、きつく眉根が寄る]

 こい、びと……?

[続いた言葉を、初めて聞く単語のように、拙く繰り返したのは。
ふっと赤銅の青年の腕に抱かれる彼の姿が、目に浮かんだから>>217]

 そう……

[――彼が、彼女でなくて良かった。
短い人生経験を終えたばかりの娘は、あっさりと結論づけ安堵する]

(559) 2014/05/04(Sun) 23:00:03

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