─ホテル・客室棟の一角─[まぁ言わずもがな、男子とは別の部屋なわけで。偶然隣の部屋に充てられていた真理にまずは相談してみようと立ち上がる。どこへ行くのかと聞かれれば、真理にレポートを書く手伝いをしてもらうと伝えて、筆記用具も携える。そして、隣の部屋のドアをコンコンコン、と3回ノック。]まり、いる?[そっと扉越しに声をかけてみた。]