流し込めるか、 逆呪文──[地面に膝をついて、擦りむいた指先でそのままに簡易魔法陣を描く。] 刹那の刹那、歎く血の歓楽にこそ、 痛ましき封蝋色の汝が胸も、 焦げつつ聴かめ…[低い位置から見上げた空に──それを見た。>>548]