………、か、カレルさん、あの………。[背中を押され、ようやく周囲の視線と、彼の視線に向き合って立つ。頭に浮かぶのは、貰った言葉と、──優しい笑顔。ぎゅ、と自分の拳を胸元で握りしめ、真っ赤になって俯いていた顔を上げて真っ直ぐ、彼の方を見つめて、]わ、 私も、カレルさんのことが……っ、その、……すき、 です……[小声でぼそぼそぼそ]