>>548ナネッテ
おれはぁー、まだまだ飲めるぞー。
[...はグラスになみなみと注がれたウォッカを一気に飲み干し、カウンターに顔面から突っ伏した。]
……うー…目が回る……
あのねえ、ナネッテ。おれは、忘れたくて忘れるんじゃないの。
忘れられたから、おれも忘れてやるんだあ…なんでみんなおれを捨てるんだよぅ……うぅっ、ぐすっ。
ナネッテ、すごいシスターみたいな事言うなぁ。
んん…おれね、毎日忘れたい事、たくさんなんだ。話せる相手、話したい奴、みんないなくなるから、独りで忘れるしかできないんだー。
あんたがおぼえててくれる…?ふ、ふふ。いい奴だなぁ……
らいじょーぶらいじょぶ、わしゅれにゃぁ…ぐう。
[...は伏したままめそめそとまくしたてると、そのまま眠りに落ちた。]