…悪かったね。
あの時、何があったのか。
話してくれないだろうか。
[苦笑して。
きっと、あのシステムの中で何度か見たであろう顔とは大きく違って見えるだろう。また、あの頃の、彼女を“女神”としたあの時とも、やはり少し違って見えるだろう。]
[本当に裏切ったのかは、次会う時に全てわかる。]
[ガーとルートが何も言わずに金馬号から離れた理由を、聞こうとするだろう。]
[ソール人は誰もが耳を傾ける。]
[思い込みは何も生まないことを知っているから。]
[かの人は、今本当の意味で、ソール人になったのだろう。*]