旅人 ニコラス

[青年の食事の量と勢いには、大抵の同席者は目を見張るので、シモンの視線を感じても>>534全く動じなかった。]

ええ、大丈夫です。欲しかったらお代わりするので。

[合間に返事をしつつも、モーニングセットを口に運ぶ速度は変わらない。
目を白黒させるシモンの前で、もぐもぐと一心不乱に食べる。食べまくる。

やがてテーブルの上に空の食器だけが並んだ頃。]

いやーお勧め通り、味も量も大満足でしたね。
お代わりをしたいところですが、このあとのパーティで提供されるだろうご馳走に備えて、準備体操に留めておくことにしましょうか。

[にこにこ顔で今後の予定について告げた途端、周囲から飲み物を噴いたらしき音がいくつも発生した。*]