[散り散りになった狼騎兵たちは、鳶口のような武器で家屋を引き倒したり、火をつけてまわったりと暴れ回る。張り子の兵>>551に遭遇すれば、交戦も辞さない。それらの動きとはまったく無関係のごとく、漆黒の狼《ヴォルフ》は血の匂いを辿って、エーヴァルトへと迫っていた。その姿を視認すれば、大きく跳躍して躍りかかる。]