人狼物語−薔薇の下国

238 奪還試験


闇の精霊 ルートヴィヒ

[気配に聡い彼女も覚えただろう魔族の進軍。
それを他所に、安穏と施設内を闊歩しながら。>>543]

 御しきれぬ力に手を伸ばす賢しさと愚かしさですか。
 魔族や神族は特に好きそうな存在ですね。

[片や傍観気質の強い精霊種。
魔道師らに積極的に手を貸す変わり者も在るが、
基本的にはヒトの歴史に大々的な介入はしない。
精々が彼女のような光精が、辺境の地に伝説なのか、
御伽噺なのか分からぬ、目撃情報を残して行く位だろう。]

 ああ、ヒトを見かけても、余り加護を預けてはなりませんよ。
 唯でさえ、今の貴女は弱っているのですから。

[自身の所行を棚に上げ、ツ、と視線を硝子の向こうへ投じ。]

(554) 2014/08/20(Wed) 23:12:25

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