『アレクシス様!大変です!』[兵の一人が慌てた様子でアレクシスに耳打ちする。刹那、アレクシスの細い目が、大きく見開き、] 何ッ!―――――……ステファン・オレイソンが…[>>1:458 優秀な将を喪った事を知る。思わず声が震える。32の若さにして、親征軍一隊の将を勤める有能な男であった。年が近いこともあって、何度か彼と飲み交わしたこともあったが……]