……ディーター、君も―――なんだね?[まったく違う口調。 きっと、これが人狼である彼の本来の口調なんだろうとぼんやり思いながら。 命を奪うにはやけに軽い音だ、と。 知らぬ間にシモンの手の中に収まっているフリーデルの銃を見つめた。]