[リエヴルには、そんなにつんけんされた記憶がない。さりとてトールに向けるような素直さを見た記憶も然程なく、いつも何となく軽く睨まれながら、美味い紅茶を淹れて貰う仲だった。紅茶が美味いのはいいことである]ん…?[そんな彼がノートを差し出してきた>>484何かと思ってみれば、リエヴルがずっと書き溜めていたノートである。練武場で纏めていたそれを、その場で見せて貰うことはこれまでもしばしばあったことだったが]